熱帯雨林のオランウータンコタキナバルで泊まっていたホテルにはプライベートジャングルがあり そこには群から離れてしまったり傷ついたりしたオランウータンの子どもが 保護されて育てられていました。 果物を夢中になって食べている子どものオランウータン達 長い指を使ってバナナの皮など上手にむいて食べていました。 食べあきると運動開始,長い手足と器用な指使いで速いこと速いこと 次から次へと細い枝に飛び移ってダイナミックな鉄棒演技を披露したり, 人間を眺めにすぐそばまできておしっこをして慌てさせたり もくもくと食べつづけている食いしん坊さんもいたり いつまで見ていても見飽きない個性派揃い。 どの子もみんな元気に成長して1日も早く熱帯雨林に戻れますようにと 祈るような気持ちでした。 スマトラ島とボルネオ島の熱帯雨林にしかいないオランウータンは 今,絶滅が危惧されている動物の一つだそうです。 それは2つの島の熱帯雨林が急速に失われてきているからとのこと。 飛行機から見るとジャングルがたっぷりに見えましたが, 木材の過剰な輸出などで実際にはその質が変ってきているのでしょう。 大量輸入国だった日本にもその責任はあるのでしょうね。 見学料はオランウータンの保護の一部に寄付されるそうです。 人間がもたらした環境破壊の犠牲になっているものたち 声高に主張することもできない地球上の仲間達への思いを新たにしました。 |